組戻しについての貿易用語解説。外為実務用語。送金手続き終了後に、送金自体を取消したい場合に行なう手続き。通常は送金取組銀行より相手銀行に支払い停止と同時に発信する。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|組戻し 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.26  / 最終更新日:2021.09.20

くみもどし クミモドシ 組戻し

外為実務用語。
送金手続き終了後に、送金自体を取消したい場合に行なう手続き。

通常は送金取組銀行より相手銀行に支払い停止(Stop Payment)依頼と同時に発信する。

発信後の相手銀行の対応は、相手銀行が送金受取人の口座に入金済みか否かによって異なる。口座入金前であれば先方は返却に応じるため、資金が戻ってきた時点で、そのまま資金を受け取るか、再送金に充当するかを決めればよい。相手口座へ入金済みの場合は、入金口座名義人の承諾が必要となり、銀行間のやり取りでは解決せず、受取人との交渉が必要となってくる。

ワンポイント:
組戻しそのものは出来るだけない方が良いのだが、もし発生した場合は、速やかに送金銀行に依頼するのが一番。

通常銀行は送金電文を一本ずつ発信するのではなく、夕刻その日受付分をまとめて発信する。(アジア、オセアニア向けには例外あり)組戻し時点ですぐ申し出れば、発信前に止められることも多い。

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