BL (Bill of Lading)についての貿易用語解説。海上輸送で使われる物流用語。船会社が船積み地点で貨物を受け取ったことと、指定の目的地までの運送及びその荷揚げ港で貨物受取人に貨物を引き渡すことを約した有価証券のこと。貿易実務の情報サイト「らくらく貿易」。 |BL (Bill of Lading) 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2014.01.10  / 最終更新日:2021.01.10

BL  Bill of Lading

船荷証券
海上輸送で使われる物流用語。
船会社が船積み地点で貨物を受け取ったことと、指定の目的地までの運送及びその荷揚げ港で貨物受取人に貨物を引き渡すことを約した有価証券のこと。貨物の所有権を表す証券で、手形と同じく裏書によって譲渡可能。

ワンポイント1:
オリジナル3通それぞれに裏書をして貨物受取人に郵送し、貨物受取人が現地船会社代理店に提示して、貨物引取りが可能となります。紛失すると貨物引取りに支障が起きるため、オリジナル3通を2回に分けて郵送するなどの自衛手段が必要です。

ワンポイント2:
いろいろな船荷証券の種類
・Received BL=コンテナヤードで船会社が貨物を受領したことを証明する船荷証券。
・Shipped BL=本船搭載を確認してから発行される船荷証券。
・Clean BL=貨物梱包状況に異常がない無故障船荷証券。
・Foul BL=貨物梱包状況に異常がある際にリマーク記載された船荷証券。
・Stale BL=荷為替手形決済で指定された船積み時期以降の発行日の船荷証券。
・Surrender BL=船会社が発行と同時にOriginalを回収した引渡し済み船荷証券。

ワンポイント3:
船荷証券は有価証券であるため直筆裏書の署名が必要となるが、メールでの書類発送が一般的なこの頃、Surrender BLを利用することが多くなってきている。

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