「中国進出の入口として台湾経由がベターか?シンガポール経由がベターか?」
最近のセミナーでの質問です。
シンガポールが進めている施策「ASEAN+6をシングルマーケットに」も含め、アジア展開の拠点としてシンガポールが着目されている。
以前から中継貿易の拠点として、シンガポールの物流ハブとしての機能はよく知られている。中国だけでなく、中近東も含めたアジア地区への拠点としてのシンガポールに着目したい。
物流ハブ機能を生かしたサプライチェインにプラスして、研究開発・マーケティングにシンガポールを統括機能として利用している海外企業が多いという。
中継貿易の拠点というと、製造業の進出先と思われないが、製造業の占める割合が25%超という。
このような複合的な機能以外に、アジア地区にありながら、シンガポールは、「明快なルールと運用」が行われている点も経営判断材料としては心強い。
シンガポールが進めている施策「ASEAN+6をシングルマーケットに」も含め、アジア展開の拠点として考えたらどうだろうか。
2012/11/26