2億4000万人、世界第4位の人口を抱えるインドネシアが注目されている。
ジェトロ・ジャカルタ事務所(富吉所長)のマーケット分析記事を紹介したい。
注目すべきポイントを3点挙げられている。
第1、インドネシアの内需が堅調。リーマンショック後でもプラス成長を記録している点。
第2、政治的な安定感。長期安定政権である点。
第3、市場構造が消費社会に転換している点。GDP(国民総生産)が$3,000超となった。
魅力的な巨大な市場に注目する日本企業が増えている。ジェトロ・ジャカルタ事務所に進出の相談にこられる企業数も前年比倍増だそうだ。
一方、インドネシア側の課題も指摘されている。
日本からも官民一体となってインフラ整備に協力しているが、まだまだ物流インフラが不足しており、電力・エネルギーインフラも不安定な点を挙げられている。
しかし、若年人口を大量に抱える人材資源とエネルギー資源産出国としての潜在力は、注目に値する。
2012/05/14