2020年開催予定の東京オリンピックに向けて海外からの旅行者が日本に集まることが予想されています。
フランス人にとっても日本への旅行はブームの1つと言われるくらい人気になっています。
日本に1度でも旅行で訪れたことがあるフランス人はみな「とても快適だったし、人も親切でまた行きたい!」という感想を伝えてきます。
日本風のおもてなしや治安の良さは、初めての日本を訪問する旅行者にとって安心して旅ができる大切な要素です。
リピーターとしてまた日本に行きたいフランス人達に「長期で手頃な価格で滞在できる宿泊施設はないの?」とよく聞かれます。
彼らは、最低でも2週間は滞在したいと考えているので宿泊費は旅行予算の中で大きなウエイトを占めるのです。初めての日本旅行では、駅から近い手軽なゲストハウスを利用するフランス人が多いです。しかし、部屋の狭さやプライベートな空間が少ないことからリピーターはまた利用したいとは思わないようです。
ホテルは、長期滞在だと割高になるので利用のハードルが高くなります。民泊を利用した感想を聞いてもホストとの交流がなく思ったよりも良くなかったという反応が返ってきました。
「フランスの家と日本の家を一時的に交換できるシステムとかないのかな?」と聞かれ、私も調べてみましたがほとんどオファーがない状態です。
「日本人はフランス人の様に長期の休暇をとって2週間も旅行へいく人はほとんどいないのですよ。ホテルは、週末利用客に狙ったサービスが多いので長期滞在には向かないのかもしれません。」と説明しても腑に落ちていない様子です。
フランスだと、バックパッカー向けの安い宿から、ホテル、キッチン付きのアパートホテル、キャンプ場、登録制の家の交換システム、もしくは知り合いの家の泊めてもらうという方法もあるので自分の予算に合わせて選べる余地があるのです。
今後海外からの観光客が、納得いく価格で長期滞在ができる宿泊施設ができれば日本の観光産業もさらに伸びるのではないかと思います。
2019/09/05