海賊事件を描いたドキュメント映画『キャプテン・フィリップス』が上映されています。
ソマリア沖で武装した海賊が米国のコンテナ船「マースク・アラバマ号」を占拠、船長を人質に。
米大統領命令で海軍の軍艦、特殊部隊を出動させて無事救出。
2009年に実際に起こったシージャック事件だけに迫力満点です。
この海域はアデン湾・スエズ運河に近く年間2万隻以上の商船が通航する海上輸送の要衝です。
日本にとっても原油輸送だけでなく欧州との物流ルートとして重要な海域です。
運航スピードをアップするなどの対策もとっていますが、その後も商船三井が運航するタンカーが襲撃されるなど海賊行為が頻発しています。
米国、ロシア、インドからは軍艦を配備してパトロールと護衛を強化しています。
日本からも海上自衛艦とP3C機が派遣されています。
さらに「武装警備特別法」も施行され一層の海賊対策が行われています。
欧州との物流ルートが安全な航海となることを願うばかりです。
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