事例:陸上輸送中での貨物ダメージ
日本では考えられないようなコンテナダメージのケースです。
海外主要港では、コンテナヤードが港湾地区だけでなく、内陸ポイントにも多くあります。
特に、アジア各国では、港に隣接したコンテナヤードが混雑するため、内陸のコンテナヤード(インランドデポ)で輸入通関をするケースが多くなっています。
コンテナ専用シャーシを利用するのではなく、一般のトラック(平ボデ車)にコンテナを乗せて運搬されるケースがよくあります。それも、コンテナを固定する器具がない中古のトラックを利用して、結果、輸送中のコンテナ落下事故や横転事故が報告されています。タイヤがパンクして、貨物が大破した事故も報告されています。
アジア各国の高速道路は、かなり整備されていますが、一般道路は違います。
交通マナーが悪く、急ブレーキを掛けることが多く、当然、貨物への影響もあり、事故に巻き込まれるケースも圧倒的に高くなっています。
回避策:
これといった対策がないのが実情ですが、自己防衛対応として、まずは、十分な梱包をしておくことは必須でしょう。
また、到着地に着いてからの陸上コンテナ輸送を委託する場合、輸入者側と事前に十分な打ち合わせと確認をしておくことも大事でしょう。
2012/06/18