到着港で行われる税関検査中に貨物がダメージを受けるトラブルが報告されています。
日本では考えられないようなことがアジア各港、特に中国では、要注意です。
事例: 輸入通関時での貨物ダメージ
一般的に、輸入通関では約1割の貨物が税関検査となります。
どの港でも、税関検査場は十分なスペースがなく、検査を屋外で実施することが多くなっています。検査待ちの間に、コンテナ内の貨物が屋外に仮置きされたまま、スコールの時期など、突然の降雨で貨物が濡れるといったケースがよくあります。
回避策:
税関検査となっても、コンテナから貨物すべてを出されないような対策が必要となります。
具体的には、貨物荷受人に現場立会いを依頼することをお奨めします。
貨物のハンドリング作業が全般的に荒いため、コンテナからの搬出作業中や検査場内でのハンドリング中に、貨物にダメージを受けるケースも多発しています。十分な強度の梱包をすることも必要となるでしょう。
2012/05/22