「日本企業にいま大切なこと」(野中郁次郎、遠藤功著、PHP新書)
経営のプロが海外に売り込める日本の価値観を語り合っている。
日本の「当たり前」が注目されている、「日本の強み」を自覚せよ、と。
ポイントは「日本の当たり前が世界での競争力」と説いている
海外進出でキーとなる国際サプライチェインを考える上でも、共通している点があるので取り上げてみた。
グローバル戦略で海外売り上げ比率を伸ばしているケースが多く紹介されている。
たとえば、まさに「日本の当たり前」、時間指定の宅配便サービス。
これは、世界のどこにもない。
国境を越える物流は、情報化である程度のトレースはできるようになっているが、まだまだこのような「日本の当たり前」、時間指定の宅配便サービスなど、皆無だ。
海外進出を考える上で、日本と世界の違いを、まずは知ることが先決だと思う。
2012/07/25