世界の動き 2014.09.16TiSAも登場、WTOと貿易自由化への3つの動き最近気になる貿易自由化に関して3つの動きを整理してみました。 最近の新聞報道からすっかり姿を消しているWTO。 その代り、貿易自由化というとEPA、FTA、TPPなどの言葉が主役となっています。 ■新サービス貿易協定Ti […]2014.04.14インドネシアからFOBで輸入できなくなる?「輸出申告方法をCIFに変更、1年以内には必須」 インドネシアからの報道です。 (The Daily Jakarta Shimbun 2014-03-04) CIFにすることで貿易収支改善をめざしているとか。 国際競争力 […]2014.04.08世界の貿易自由化交渉、どこへ向う?「日豪EPA交渉、大筋合意」 これで難航するEPAが主役となっています。 TTIP 環大西洋貿易投資協定) アジア地区もASEAN+3とかASEAN+6(RCEP)の動きもあります。 さらに広域なFTTAP構想もあります […]2014.03.24世界160ヶ国の物流ランキング、日本は何位?世界銀行から160ヶ国の物流ランキングが発表されています。 物流インフラの総合的な評価が参考になることでしょう。 ■物流ランキング指数とは? 国際物流環境を5つの視点から分析・指数化しています。 サプライチェーン全体の効 […]2014.02.28英語版ニュース週刊誌で勉強している高校生グローバル化の真髄を言い当てている17才の高校生からの読売新聞の投書に注目です。 彼は英語の勉強をするため英語版ニュース週刊誌の定期購読を始めたそうです。 購読を始めて英語の勉強になるだけでないことに気付いたとのこと。 […]2014.01.27日本人の英語力は低い、グローバル化と英語力「日本の英語教育はおかしい(2014年2月号文藝春秋)」という対談記事に注目です。 ミスター円こと榊原英資氏と通訳翻訳の第一人者鳥飼玖美子氏との対談です。 「グローバル化と英語」が主題です。 国際経験豊かなお二人からかな […]2014.01.07新たなキーワード「日本のグローバル化」「NO.1からよりよい国へ」というインタビュー記事を興味深く読みました。 (2014年1月3日読売新聞) 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」エズラ・ボーゲル著 一世を風靡したこの書籍が出版されたのは、1979年。 70万部 […]2013.12.09ドーハラウンド交渉合意 「WTOは生き返った!」「ドーハラウンド交渉合意、貿易促進に大きな効果」と報じられています。 世界貿易機関(WTO)設立(1999年)以来初めての合意となります。 159ヶ国・地域によるWTOと異なる方向も模索しています。 それだけに、今回合意 […]2013.11.25日本産水産物への韓国の反応、海産物恐怖症?「韓国覆う海産物恐怖症」と題する記事に目が留まりました。 (2013-11-15 ウオール・ストリート・ジャーナル紙) 韓国は福島原発の汚染水問題を理由に8県産の水産物を全面輸入禁止しています。 世論を意識しての措置のよ […]2013.10.24歴史から学ぶ貿易自由化の流れ「韓国のTPP交渉参加が濃厚」 最近、気になるニュースです。 韓国はすでにTPP交渉参加国の多くとすでにFTA・EPAを締結しており、TPPに参加するメリットは少ないと言われています。 それなのに、どうして大詰めになって […]2013.10.21あなたにとって「英語」とはなんですか?中央公論11月号が興味ある特集をしています。 「日本人最大のコンプレックス―英語の憂鬱」 各方面の方が投稿されていますが、気になったお二方をご紹介します。 まずは、NHKの「英語でしゃべらナイト」の元プロデューサー・丸山 […]2013.10.07TPPだけでは解決できない?TPP交渉がいよいよ大詰めになってきました。 メディアの関心は農産品の関税率ばかりですが、このTPPでは税関での輸入手続きの簡素化も交渉の対象になっています。 これは大いに結構なことなのですが、輸入手続きには関門がたくさ […]2013.09.10新たな輸送ルート・北極海航路アジアとヨーロッパを結ぶ新たな輸送ルートとして北極海航路が注目されています。 最近のNHKでも紹介されましたが、海上輸送に大きなインパクトを与えると期待されています。 ユーラシア大陸北部のロシア沿岸を通るこのルートは氷が […]2013.09.03WTO新事務局長就任と世界全体の自由貿易体制9月から世界貿易機関(WTO)の前進である国際協定GATTが1948年に結成されました。 WTOが自由貿易体制の機能を果たしてきたことを思い出す必要があるように感じます。その意味でも、ドーハ・ラウンド交渉に長年携わってき […]2013.06.04日系二世の情熱で人と人のきずなの活動 日系二世として多大な功績を残されたダニエル・K・イノウエ上院議員が昨年12月に逝去されました。 日米関係の強化をライフワークとされ、日米の懸け橋として次世代を育成したいとする強い情熱をもっておられました。 イノウエ議員の […]2013.05.09自由貿易主義「租税貢納論」について 作家・佐藤優のコラム「保護主義か、自由貿易か」(文藝春秋2013年5月号)を読みました。 このコラムで著者は、「TPPの本質は自由貿易ではない」ということを一番言いたかったと思うが、著者が引用している「租税貢納論」 に興 […]2013.05.07輸出入手続きの国際標準化 最近、TPPの陰に隠れてしまっているドーハ・ラウンド 2011/8/1 2013/05/062013.05.01もう一つの通商交渉、関税分類の取り決めも重要TPPなどの通商交渉で関税率のことがよく報道されています。 関税率の交渉も大事ですが、関税分類の取り決めも重要です。 関税分類とは、HS番号ごとに関税率が決められているからです。 そのためにどのHS番号が適用されるかによ […]2013.04.26世界の通商交渉、決められないWTOが原因か 「WTOの病」という記事に目が留まりました。 同じことを感じていますのでご紹介したいと思います。 青山学院大学猪木武徳特仁教授が投稿された記事です。(4月21日付読売新聞) TPPとか日中韓FTAとかいろいろの地域貿易協 […]2013.03.20輸入関税率は1商品1税率ではありません TPPのことに関連して、世界の通商交渉がGATTからスタートしたことをらくらく貿易Face Bookに掲載しました。輸入関税率は、1商品1税率ではありません。 輸入相手国ごとに税率が決められています。 ・基本税率(=Ge […]2013.02.20米欧FTA交渉開始で合意、巨大市場が誕生する!世界の通商交渉は、一気にFTA交渉へと動きだしました。 ついに、「アメリカとEUがFTA交渉を始める」と報じられました。 実現すると世界貿易の約3割を超える巨大市場が誕生することになります。 このニュースは、今年の10大 […]2012.12.24EU域内の重量貨物輸送 来年2013年は、仏・ノートルダム寺院の850年祭。 このお祝いのために、大きな鐘がオランダで造られています。 最大の鐘は、幅2メートル、重量6トン以上もするとか。 この大きな鐘の輸送をTNT Expressが担当してい […]2012.11.192050年の世界・・・ 今年4月、日経連・21世紀政策研究所が発表した2050年の世界・・・ (グローバルJAPAN報告から一部を抜粋) ・アジアが世界のGDPの半分を占める ・ヒト・モノ・カネがもっと自由に国境を超える時代になる そのために、 […]2012.10.18「通商秩序の番人」WTO同志社大学院教授・浜矩子氏の最新の著書が発売されている。 「誰も書かなかった世界経済の真実」(株アスコム) モノだけでなく、ヒト・カネ・情報がどんどん国境を越えていく時代の中で貿易の基本(通商)の流れを理解できる好書。 […]2012.08.02人民元と台湾元、直接決済へ中国は、ドルに依存していた国際決済からの脱却を急いでいる。 人民元と日本円の直接決済に引き続き、台湾元との直接決済に向けての交渉が進んでいると報じられています。 中国・台湾間で、米ドルを介さずに、貿易代金などの決済を行う […]2012.03.16「モノ・ひと・かね」の流れをよくするTPP相変わらず議論が続いているTPPの目的とは、なに? A:国境を超えた「モノ・ひと・かね」の流れをよくするため TPP協議の果たす役割: ・輸入品の関税が下がり、貿易の妨げとなる障害が減る(モノ) ・ビジネスマンが仕事で他 […]2012.02.10「31年ぶりの貿易赤字」は、間違い経済ジャーナリスト・財部誠一氏の経済解説記事を興味深く読みました。 さも、円高や大震災で、31年ぶりに日本の貿易収支が赤字に転落したと書きたてているが、実は、リーマンショックの時(2008年度)に赤字転落していた。 つま […]2012.02.06国連に働く日本人が少ない!国連事務次長(赤松清隆氏)が、日本の若者を求めています。 「日本の若者よ、世界に羽ばたこう」 「国連の舞台でもっと活躍して欲しい」 最近の読売新聞への寄稿記事よりご紹介します。 「世界には元気な日本の若者を待っている所が […]2012.01.28貿易収支、赤字に 「1980年以来、30年ぶりに日本の貿易収支が赤字」 このニュースは、米国メディアでも大きく報道されています。 今週のWallstreet Journal紙に掲載された記事が注目を集めています。 「End of Era […]2011.12.24貿易自由化への動き今年は、TPPで、開国派と攘夷派が入り乱れた年でした。 ついに、TPPに参加表明をしました。 「日本は、いつから輸入関税が安くなるのですか?」 最近よくある質問です。 まだ参加表明をしただけで、これからが交渉の始まりです […]2011.12.06日本経済の先行きシナリオ 1:経済産業省が試算している最悪のシナリオ。。。 ・サプライチェイン全体が海外移転といった「根こそぎ空洞化」 さらに、貿易赤字が定着 そして、 ・経常収支も赤字となり、長期金利が上昇する 結果、 ・インフレと急 […]2011.11.24日中韓の方向?韓国の国会が大荒れ、米韓EPA締結がようやく可決、かなりセンセーショナルなTV報道がされました。 2004年以来中断していた日韓日本のEPA締結国 2011/7/25 2011/11/242011.11.17ロシアがWTOに加盟以外なのですが、あの大国、ロシアは、主要国で唯一、、TPPは発展的に、大連合を目指しているのかもしれません。 ロシアが、2011.11.10中国、欧米と貿易摩擦 らくらく貿易にブログ掲載をされている「今西昭彦の上海通信」の11/2付け中国の貿易状況に興味ある記事が出ていましたので、ご紹介します。 中国製品が、欧米と貿易摩擦となっているとの記事です。 「らくらく貿易」中央カラム下段 […]2011.09.28日本産食品の輸入規制 イタリアでの最新事情 依然として、日本発の食品輸出への放射性物質の安全証明、産地表示への要望は強いものがあります。 EU27カ国は、日本産食品の輸入規制を12月末まで延長することを決定したと報じられています。 しかし、受け入れ側の「規制」とい […]2011.08.22ドーハ・ラウンド自由貿易をめざした交渉が2001年に中東ドーハでスタートしています。 EPAやWTOに関連した最近の動き(2) 2006/7/112011.07.25世界で活躍する日本人国連の専門機関である国際海事機関(IMO、International Maritime Organization) 海賊対応など海上の安全や船舶の国際的ルールを取り決めている国連の専門機関 2011/7/112011.07.25日本の立地競争力を高める大震災でサプライチェインが寸断されただけでなく、電力不足の長期化を懸念している企業が多く、様々な対応が検討されていると報道されています。 ・海外メーカーへの委託生産の割合を増やす ・海外メーカーに部品調達先を広げる など […]2011.07.04TPPの重要性は変わっていない昨日の読売新聞にこのような趣旨の社説が掲載されています。 震災復興に目が向きがちだが、貿易自由化へのトレンドに備え、TPPによる農業への影響に焦点が当てられた議論が多く見受けられます。 この社説の切り口は、TPP参加で工 […]2011.06.23WTOに関連した最近の動きWTOでは、同時に、輸出入手続きの簡素化・標準化についても交渉が進められています。 WTO協定と整合性が疑わしいとの指摘もされ、議論になっています。 知的財産権の権利行使についての問題や税関ごとに・担当ごとに関税分類判断 […]2011.06.23WTOに関連した最近の動き(2)今月開催されたドーハ・ラウンド 2011/8/12011.06.23関税引き下げ 中国がWTO加盟交渉でもっとも難航した分野でしたが、先月7月から、完成車の輸入関税率が25%に、部品も10%まで引き下げられました。 関税引き下げで中国の国内自動車産業が大打撃を受けるという脅威論が盛んに議論されましたが […]2011.06.23関税率品目分類の変更 HS条約加盟国が関税率品目分類(=HS番号)の変更が決定され、 4月以降の輸出入申告に適用となっています。 国際取引されている商品は、技術革新により新商品が登場するなど年々変化しています。そのため、世界規模で定期的に関税 […]2011.06.23貿易協定FTA(自由貿易協定)や日本のEPA締結国 2011/7/252011.06.23世界税関機構WCO-アジア地域から初の日本人事務局長就任世界税関機構(World Customs Organization、略称WCO)とは、世界各国の関税制度の国際調整(=HS条約の維持・管理)や偽ブランド品対策など知的財産権保護を推進。同時に、原産地規則などの検討も行って […]2011.06.23クロマグロとワシントン条約先月、クロマグロが食べられなくなるかも知れないと、マスコミで盛んに報道がされましたので、ご記憶に新しいと思います。 ワシントン条約会議でクロマグロの国際取引について禁止にするかどうかの議論がされ、一時的な禁輸措置を取るこ […]2011.06.23経済連携 TPP 最近、TPP(Transpacific Trade Partnership)は、ASEAN(ASEAN Free Trade Area) だけでなく、USA, Canada、Chile、Australiaなども含んだ環太 […] このページのトップへ