輸出企業にとってコンプライアンス体制は必須ですが、難しい課題でもあります。
特に初めて輸出される企業にとって法令を的確に解釈するのはご苦労が多いと思いますが、ベテランの輸出企業でもこんな「ついうっかりケース」が報告されています。
定期的に輸出をしている企業で起こりがちなついうっかりケース:
・A社は、以前に輸出実績のある商品と同等商品の輸出契約を受注した。
・前回輸出時に「非該当」判定をしていたので、前回どおりにて輸出申告した。
・輸出申告時に指摘を受けるまで、法令改正で「該当」となっていたことを認識していなかった。
・結果、輸出許可申請手続きのため、契約納期に間に合わなかった。
昨年12月に行われたワッセナーアレンジメント2012年総会で工作機械・人工衛星などの見直し合意が行われました。
この合意により日本の輸出貿易管理令も今年の夏には法令改正となる予定です。
ついうっかりとならないように、定期的に法令改正情報をチェックするようにしましょう。
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