3月から「日本版24時間ルール」がスタートしました。インコタームズに規定されている売主の義務を再度考えてみましょう。貿易実務の情報サイト「らくらく貿易」。|24時間ルールをインコタームズから考える

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公開日:2014.03.28  / 最終更新日:2016.06.20

24時間ルールをインコタームズから考える

テロなどの保安対策として積荷情報を報告する制度「24時間ルール」が各国で導入されています。
日本も3月からスタートしています。

・輸出地を出港する24時間前までに貨物の保安情報を報告する
・輸出地の船会社またはフォワーダー(NVOCC)が報告する

間接的に海外の物流業者に任せておいて大丈夫でしょうか。
的確に情報提供が行われているかどうか心配になることもあるでしょう。

直接売主に事前確認しておけば安心ではないでしょうか。
インコタームズは売主と買主の権利義務も規定しているからです。

INCOTERMS2010規則では、保安情報の提供も売主の義務として明確化されています。
「売主は買主が必要とするあらゆる情報を提供、助力を与えなければならない」

買主から依頼があった場合、このような情報提供は売主の義務となっています。

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