ジャーナリスト・池上彰のインタビュー記事を読みました。
文芸春秋2012年5月号 「危機を乗り切る戦後不況史入門」
円高・空洞化など先行き不透明な今こそ、過去の経験から教訓を学びたいとの趣旨で、政財界の大先輩7名へのインタビュー、読み応えありです。
特に、元大蔵省・大場智満氏とのインタビュー記事に注目しました。
戦後の円相場をカジ取りしてきた国際金融の専門家の鋭い見方です。
・今は、円が高いけれど、そう長くは続かないだろう
・中長期的には、たぶん3~5年後には、円安となるだろう
・日本は、貿易立国として、「輸出」を伸ばすしか生けてゆく道がない
・しかし、為替変動リスクは、最小限に抑える必要がある
・そのために、「円建て契約」を増やすようにしたほうがいい
ワンポイント:
まだまだ、ドル契約が圧倒的で、円建ては、4割程度だそうです。
2012/05/02