輸出入実務 2015.08.052015年の輸出貿易管理令の改正について国際情勢・経済の変化を鑑みながら、今年も輸出貿易管理令と外国為替令の改正が公布されました。大量破壊兵器の拡散防止及び通常兵器の 過剰な蓄積の防止、条約その他、国際輸出管理会合における合意を履行するためのものです。 ■具体 […]2015.07.29サレンダーBLをうまく活用して貿易実務をスムーズに!貿易では「貨物」と「書類」が別々に動きます。そのために特に海上輸送の場合は細心の注意をはらいながら実務をすすめる必要があります。 最近あった事例をとりあげてみましょう。 ・CIFで輸入した貨物の船荷証券BLのオリジナルが […]2015.06.09フォワーダーとインテグレーターの役割・責任範囲は?輸出入を行う際に切っても切れない縁があるフォワーダー。 航空貨物では「フォワーダー」、海上貨物は「乙仲」といった区分けがされていた時代もありました。 とある輸入業者とフォワーダーの打ち合わせに同席したときの会話の一部が印 […]2015.05.10輸出のリスクヘッジについて思うこと船荷証券(B/L)が有価証券であることはよく知られています。 このB/Lが担保となり代金支払と引き換えに貨物の引き渡しが行われます。 輸出者は代金回収を確実にするために、銀行を介在させて(=LCを使って)、輸出書類を担保 […]2015.04.08北米西海岸港湾ストの余波とコンテナ船の運航調整北米西海岸港湾ストの労使交渉が合意に達してから2ヶ月あまり、正常化に向けてはまだ多くの課題が横たわっているようです。 最近の報道をまとめると以下のような点が浮き彫りになってきます。 ・まだ沖待ちしているコンテナ船が多く、 […]2015.02.22北米西海岸の港湾労使交渉が合意ストライキが解決新聞やインターネットなどで報道されているように長期化していた北米西海岸の港湾労使交渉が5年間の新労働協約で暫定合意しました。 コンテナ荷役の低下で米国企業の資材調達だけでなく、日本の輸入食品にまで影響がでていただけに朗報 […]2015.02.11書類の取り扱いで悩むことが多い貿易実務インコタームズでは輸出者の義務として 「輸出者は船積が完了したら輸入者あてに 速やかに書類・データの提供をすること」 と規定しています。 何故なのか? そもそも国際貨物輸送の基本的なしくみから考えてみましょう。 実際に貿 […]2015.01.26貿易実務で使われている英語Form Aとは?貿易実務において英語は、さまざまな表現や意味に使われることが多々あります。 たとえば、海外の取引先から「Form Aが欲しい」とメールを受けて、 ・急いで原産地証明書の手続きをした ・せっかく送ったのに、相手先はEPA対 […]2015.01.13千葉県館山湾でコンテナ船が座礁、共同海損か?MOL商船三井が運行するコンテナ船が千葉県館山湾内で座礁しました。 米国西岸から東京港へ航海中、エンジン不具合で停泊中強風のため浅瀬に乗り上げました。 浸水や油の流出はないと報道されています。 ■どのように救助するのか? […]2015.01.05中国が一部製品の輸入税率を引き下げ昨年末に中国財政省は一部の輸入税率の引き下げを発表し、今年1月より適用されました。 WTO最恵国税率よりも低い暫定輸入関税率を導入して、国内産業の継続的な発展を目指すものです。 暫定輸入関税率を適用して減税される主な対象 […]2014.12.24逆石油ショックは貿易取引にプラスかマイナスか?原油安がすすんでいる。 3か月前1バレル$100台だった原油価格があっという間に半額に近づいている。 原油相場の下落は世界経済にとってプラスのはずだが、 ロシア・ルーブル安 株価の乱高下 に連鎖し「逆石油ショック」の再来 […]2014.12.08貿易実務は奥が深い、インコタームズだけではない「毎日、貿易実務の現場で仕事をしていますがいろいろなケースがあって奥が深いな~、とつくづく思います。」 ワークショップに参加された方からのコメントです。 たしかに貿易のパターンは千差万別でなかなか均一化できません。 誰で […]2014.11.25北米西海岸港湾スト泥沼化で船混み割増料が発生北米西岸の現場から港湾ストの最新情報が入ってきました。 貨物量が依然として好調であることに加えてスローダウン戦術がからみ混乱が続いていると報じられています。 ■北米西岸港湾スト、最新情報 先日、北米西岸のうち北部地区のタ […]2014.11.14北米西岸港湾スト、労使交渉が泥沼化か?6月末で期限満了となった北米西岸の港湾労組(ILWU)と使用者(PMA)の労使交渉は、ストライキなどの強硬手段をとらずに表面的にはストなしとし平和的な労使交渉が続いていました。 ところが最近、労使の綱引きで緊張が高まって […]2014.10.14輸出コンプライアンス、リスト・キャッチオール規制が9月に改正外為法輸出貿易管理令別表第一の1-15項(リスト規制)で貨物と技術のスペック管理が行われています。 16項(キャッチオール規制)で誰がどこでなんのために使うのかの需要者・用途の輸出コンプライアンス管理が行われています。 […]2014.09.24貿易実務に大いに影響、WCOが2017年からHSコード見直し世界税関機構WCOが決めたHSコードなのです。 このHSコードは世界共通に使われており、すべての商品を成分・材質ごと・用途ごとに細かく分類されており、輸入関税率が設定されています。 ■原産地証明書もHSコードが基準 原産 […]2014.09.02貿易実務で忘れてはならないLC信用状のしくみLC信用状のしくみを理解することで海外取引リスクについて考えてみましょう。 ■海外取引リスクとは? 外国との取引にはさまざまな海外取引リスクがあるとよくいわれています。 輸送に時間が掛かる、商習慣が違うなど国内取引と比べ […]2014.08.11ますます厳しくなる航空貨物のセキュリティ検査7月1日からEUに到着する航空貨物のセキュリティ検査が強化されています。 ■発地国の保安レベルで検査基準が決められている 発地国の保安レベルによってセキュリティ検査の基準が決められているとのことです。 ・グリーン:セキュ […]2014.07.15三国間貿易がなぜこれから主流になるのか?日本の貿易スタイルが変わってきていると言われています。 これまでは原料を外国から輸入、加工した製品を輸出する「加工貿易」が主流でした。 最近は生産拠点の最適化を求め、海外でのモノの流れが始まっています。 ■三国間貿易の取 […]2014.07.08北米西岸港湾スト、労使交渉継続するも先行き懸念北米西岸港湾労組(ILWU)と使用者(PMA)の労使協約が6月末で期限満了となりました。 労使交渉の先行きに懸念を示している港湾関係者の声も多く、最新情報をお届けいたします。 ■労使交渉、継続中 北米西岸港湾の労使双方は […]2014.05.20危険品貨物のリチウム金属電池が航空輸送できなくなる!危険品申告書の提出を求められます。 輸送する商品の危険度に準じて梱包容器やラベルなどの輸送手段が取り決められており、運送会社の事前認可を得ることが必須となります。 2014/05/192014.05.13TPPの輸入関税率から輸出入ビジネスを考えるTPP交渉もいよいよ大詰めです。 特にオバマ大統領訪日の際のマスコミの反応はさまざまでした。 最初は「大筋合意ならず」、徐々に「前進・実質合意」でしょうか。 世界主要国の輸入関税率データに注目です。 輸入関税を「農産品」 […]2014.04.22輸入関税だけでなく輸入消費税も即現金払い?「輸入が許可になりました! でも貨物の配達は、輸入関税の支払い後となります。」 輸入手続きで委託のフォワーダーから言われて慌てたことないでしょうか。 輸入者に代わってフォワーダーが輸入関税を立替えてくれているからです。 […]2014.04.16北米港湾ストか?北米西岸の港湾労使交渉北米西岸の港湾労使交渉の行方が注目されています。 労組(ILWU)と使用者(PMA)の労使協約が6月末で期限切れとなります。 5月から始まる改定交渉、早くも緊張が高まっています。 米国発着の50%以上の貨物が西岸の港湾を […]2014.04.14インドネシアからFOBで輸入できなくなる?「輸出申告方法をCIFに変更、1年以内には必須」 インドネシアからの報道です。 (The Daily Jakarta Shimbun 2014-03-04) CIFにすることで貿易収支改善をめざしているとか。 国際競争力 […]2014.03.31インコタームズのFCAとFOBどちらが実務的?Facebookにインコタームズからの質問が出ていました。 「FCAの言葉の意味と、どのような輸送方法に適している条件なのか?」 この質問に対してさまざまな答えが投稿されています。 言葉の意味はFCA=Free Carr […]2014.03.2824時間ルールをインコタームズから考えるテロなどの保安対策として積荷情報を報告する制度「24時間ルール」が各国で導入されています。 日本も3月からスタートしています。 ・輸出地を出港する24時間前までに貨物の保安情報を報告する ・輸出地の船会社またはフォワーダ […]2014.03.10消費税率アップで輸入消費税はどうかわる?4月から消費税がアップ、8%になります。 輸入貨物に課税されている輸入消費税も4月1日申告分からアップとなります。 輸入消費税は、厳密には国税部分と地方消費税に分かれており、今までは4+1=5%でした。 4月以降は、端数 […]2014.03.04輸入ビジネスで考えるべき仕入先の供給能力は?輸入ビジネスをする場合、できるだけ代理店契約を結びたいと考えるのが一般的ですね。 それも独占的な販売権がある包括代理店契約のほうが営業的にベターであることは間違いありません。 しかし、包括代理店契約以外にも考えておくもう […]2014.02.25物流用語「ノーティファイ:Notify」を考えてみる問合せ:https://www.rakuraku-boeki.jp/publishing 物流用語「ノーティファイ」って誰のことでしょうか? BLやAWBに記載されているNotify Party(貨物到着案内の連絡を受け […]2014.02.17日本酒が海外展開で勝つには?「酒サムライ・コーディネーター」、何だろうと思って記事を読んでみました。 (2月9日読売新聞ワールドビュー「英が日本酒を育てる日」) ワインの教育機関WSETが「日本酒の伝道師」を育てるとの記事でした。 世界62ヶ国で年 […]2014.02.03日本版「24時間ルール」、3月スタート日本版「24時間ルール」がいよいよ3月からスタートです。 日本に到着する海上コンテナ貨物の積み荷情報を事前に税関に申告することになります。 すでに実施されている米国版AMS準じたセキュリティー対策です。 そのため、日本版 […]2014.01.30「物流用語」は輸出入実務の基本です最近のお問い合わせです・・・「Vanning」という物流用語は世界で通じますか? あるネット辞書に「Vanningは和製英語」と記載されているからの問い合わせとか。 日本にはたくさんのカタカナ日本語が氾濫していますね。 […]2013.12.17一字一句違ってはだめ?LC決済での書類の書き方銀行に提出した輸出書類のスペルが違っていたため、すぐに現金化できない。 銀行を介在してのLCに書いてあるのと「まったく同じ」でないとだめ。 一字一句同じでないとだめ。 LCに原産地証明書の提出が求められているケースは少々 […]2013.12.03税関は融通が利かない?!輸入取引でよくあるケースです。 輸出者側のミスで注文した数量が不足していた。 貨物検査もなく輸入許可となり、実際の貨物を開けてみて数量不足に気づいた。 この場合、当然ですが後から不足分が送られてきます。 注文した数量がそ […]2013.11.12EPA経済協定と原産国の考え方「原産国」とは、どうやって決めるのですか? 輸入関税率は1商品1税率ではありません 2013/03//19 2013/11/112013.10.16「食の安全の番人」厚生省検疫所で感じること東日本大震災以来、多くの国で日本からの食品輸入に対して監視が強化されています。 一部に規制が解除された国もありますが、依然として多くの国で輸入規制が続いています。 世界が厳しすぎるのでしょうか? いや、日本もかなり厳しく […]2013.10.13輸出貿易管理令改定で思うこと、日本語はむずかしい来週10月15日から輸出貿易管理令が改定になります。 毎年、対象となる貨物と技術の見直しが行われており、今年も経済産業省の省令という法律で、対象項目の追加と削除が公布されました。 輸出するときには、この法律に該当するかど […]2013.10.07TPPだけでは解決できない?TPP交渉がいよいよ大詰めになってきました。 メディアの関心は農産品の関税率ばかりですが、このTPPでは税関での輸入手続きの簡素化も交渉の対象になっています。 これは大いに結構なことなのですが、輸入手続きには関門がたくさ […]2013.10.03海上コンテナが年間10,000個も海へ落下している今年の夏にインド洋で日本のコンテナ船が真っ二つに割れて沈没したことも記憶に新しいところですが、この調査報告を読んで改めて海上輸送のリスクを認識しました。 「海上コンテナが年間10,000個も海へ落下している」 計算をする […]2013.09.24海外取引をサポートしている2種類の保険「貿易保険の補償拡大」との新聞記事が目に留まりました。 経済産業省が貿易保険の仕組みを見直す方針と報道されています。 今年アルジェリアでおきた日揮のテロ事件がきっかけのようです。 貿易保険では事業継続ができない場合のみに […]2013.09.12貨物のパスポート「ATAカルネ」最新情報貨物のパスポートATAカルネです。 70カ国以上がATA条約に参加しています。 【めんどうな通関手続きがいらない】 ATAカルネが数カ国で使える】 数か国での展示会に出展する場合など全ての税関で免税扱いの一時輸入通関がで […]2013.08.27LC以外の国際決済方法初めての輸出取引、「代金回収は大丈夫か?」最大の心配ごとだと思います。 最近あったお問い合わせです。 「LCを割り引いて資金繰りに利用するなど、まさに輸出企業にとってLCを利用したことがないという企業も多いのではないでし […]2013.06.10原産地証明書は2種類ありますEPA締結国に輸出した方から問い合わせがありました。 「EPA「特定原産地証明書」といい、ちょっと違います。 すべての商品が対象ではありません。 TPPでもそうですがお互いの交渉で、対象となる商品がHSコードで特定されて […]2013.05.27日本食輸出をサポートする国としての戦略に注目 日本食ブームを追い風に日本の伝統食材を輸出しようと中小企業の挑戦が始まっています。 寿司、刺身、焼き鳥、天ぷらといった定番だけでなく、最近ではラーメンやカレーライスが好きという人も多く、欧米やアジア主要都市で日本食を好き […]2013.05.17海外ビジネスワークブック 東京商工会議所が海外ビジネスへのガイドブック「海外ビジネスワークブック」を配布(無料)しています。 このガイドブックの副題は「自社の英文書類作成や各種貿易手続き簡単ツール」となっており、海外展開を目指す中小企業の実務者に […]2013.05.07輸出入手続きの国際標準化 最近、TPPの陰に隠れてしまっているドーハ・ラウンド 2011/8/1 2013/05/062013.04.20食品衛生法改正6月から適用輸入手続きをスムーズにする方法 2013/02/25 2013/4/202013.04.16インド向け輸出の際には十分にご注意ください 輸入書類に記載の重量が実際重量と違うと罰金。 インド・チェンナイ港でのお話しです。 今年3月からコンテナの重量検査を実施、どれくらいの差があるか確認を始めており、罰金を科していると報じられています。 書類上の重量と実際の […]2013.04.02欧州発航空貨物のセキュリティー検査強化 欧州発の航空貨物の搭載前の爆発物検査などのセキュリティー検査が義務付けられます。 2010年から施行されている新保安法が今月 4 月 29 日から完全施行となるためです。 事前登録されていない不特定荷主からの貨物について […]2013.03.11輸出入貨物保険のプロからのアドバイス その3 貨物海上保険の特約について 貨物海上保険は協会貨物約款(ICC)をベースとしていますが、ICCでカバーできない損害は、特約を付帯してカバーすることになります。この特約は保険会社がカスタマイズして提供していますので、ICC […]2013.03.06同じ意味でも異なる略語表記 貿易実務に使われている用語には多くの略語が使われています。 船や飛行機のスケジュール確認をする時によく使う略語の「ETD」。 「ETD(出港予定日)いつですか?」 この略語「ETD」ですが、最近は「ETS」というケースを […]2013.02.25輸入手続きをスムーズにする方法 「輸入手続きをスムーズにするにはどうしたらいいですか?」 よくあるお問い合わせです。 海外旅行から帰ってきた時を思い出して見ましょう。 ターミナルに着くと、検疫所を通り、パスポートを提示して入国審査。 そしてバッゲージ […]2013.02.18輸出入貨物保険のプロからのアドバイス その2 あまり知られていない貨物海上保険の掛け方(Non Policy方式)について 輸出における貨物海上保険の掛け方は、保険証券(Certificate又はPolicy)を発券する方式が一般的ですが、売買契約においてNon P […]2013.02.11輸出入貨物保険のプロからのアドバイス その1 貨物海上保険と三国間貿易の貿易取引条件について 年々円高対策や海外への生産・調達拠点の移転により三国間貿易(仲介貿易)が増えておりますが、三国間貿易の取引において注意すべき貿易取引条件(建値)の取り決めについて考察したい […]2013.02.04輸入食品の検疫とリジェクション特約保険 「食の安全」を司っているのが、輸入時の輸入貿易実務(航空編)その2 税関手続き 2012/07/20 2013/02/042012.12.27日本の食品検疫体制-オイスター輸入の思い出 日本の「牡蠣と紐育」(マーク・カーランスキー著、扶桑社) 関連コラム:2012.12.10貿易の基本6:B2BとB2C の貿易 EC・WEBショップを運営している方からよくある質問です。 「B2BとB2C の貿易はどう違うのですか?」 B2Cは、電子媒体を通じた電子商取引、つまり、消費者の視点で、商品開発を行い、最適地で生産をした商品を最適コスト […]2012.11.22MORE OR LESSエルヴィス・プレスリーの映画「ブルー・ハワイ」の中で歌われた「クウイポ(Hawaiian Sweetheart)」 KU-U-I-PO I love you more today /More today than yes […]2012.11.12税関記念日(11月28日)にちなんで税関というと、「関税」という言葉を連想しませんか。 貿易取引される商品に対して政府が取り立てる税金=「関税」ですが、英語では「タリフ」が使われています。 Freight Tariff=運賃料金表のことを省略して、「タリフ […]2012.10.24税関申告が許可される時間は 船や飛行機が空港や港に到着してから、税関申告が許可になるまでどのくらいの時間がかかるかご存知ですか? ・海上貨物 60時間 ・航空貨物 13時間 今年3月の調査結果です。 意外と時間がかかると思われるかもしれません。 […]2012.10.08中国・反日デモと貨物海上保険 あまり関係がないようなタイトルですが、大いに関係ありです! 「反日デモの暴動による工場や店舗の損害を補償する保険契約の新規引き受けを停止している」と報道されています。 一般の火災保険に特約を付け、暴動などの危険をカバーし […]2012.08.20原産地証明書の手続き インボイスを証拠書類として発給されます。 原産地証明書を入手できません。 よくある間違いインボイス: ・買主の住所がなく、送り先しか記載されていない ・署名が最下段にされていない などなど 詳しくは、東京商工会議所の2012.06.11貿易の基本5:国際ビジネスで紛争の解決方法「仲裁」紛争の解決には、当然ですが、当事者同士の話し合いによる解決が望ましいです。 でも、言葉が違う、商習慣が違うなど、なかなか解決はできないのが現実です。 裁判だと敷居が高い、さらに時間が掛かりすぎる。 そこで、2012.06.07貿易の基本4:輸入通関に必要な書類とは?輸出入取引では、輸出者が契約内容に沿って、発送手配完了後に、関連書類を輸入者に提出します。通常は、4点セットが必須書類となります。 ・商業送り状 (インボイス) ・梱包明細書(パッキングリスト) ・船荷証券 (B/ […]2012.05.02円建て契約で為替リスクを少なくジャーナリスト・池上彰のインタビュー記事を読みました。 文芸春秋2012年5月号 「危機を乗り切る戦後不況史入門」 円高・空洞化など先行き不透明な今こそ、過去の経験から教訓を学びたいとの趣旨で、政財界の大先輩7名へのイン […]2012.04.05輸入貨物用の新特約保険 定期的に海外から輸入調達をされている輸入者の方にとって、検討の価値ある、貨物海上保険特約。「輸送の時間」に対する保険という新しい概念に注目です。 予定していた船が遅れて到着、在庫が足りなくなり、急遽、緊急輸入をエアーで行 […]2012.02.01EU向け貿易実務「原産地証明書」EU向けに繊維製品を輸出する時は、必ず輸入者から原産地証明書の提示を求められていました。昨年10 月、EU規定の変更が行われ、原産地証明書が不要となりました。 しかし、輸入者側 の事情により、原産地証明書を求められるケー […]2012.01.10中国向け危険品貨物1月22日から28日までの7日間、春節(旧正月)の連休となります。 これに伴って、1月12日-28日まで、輸入貨物、特に危険品貨物 が取扱い禁止になると報道されています。 中国北部各港・南部の海南・雲南・珠江デルタ諸港な […]2012.01.06ネット通販で輸入が人気 超円高のメリットで、海外通販が安く買えると人気になっています。 個人輸入の場合でも、少額輸入(10万円以下)として、輸入関税(簡易税率)を支払う必要がありますので、注意が必要です。 海外旅行に行ったときのお土産も一定額以 […]2011.11.30「海外ビジネスガイドブック」 海外展開を検討している中小企業にとって、便利な冊子が東京商工会議所から発行されています。 知っておくべき基本的なことから、海外戦略のヒント、多くの事例などわかりやすくまとめられています。 中小企業国際展開アドバイザー 2 […]2011.11.24特定原産地証明書 EPAのみに使われる「特定原産地証明書」をご存知でしょうか? MADE IN JAPANであることを証明しているのは、一般の原産地証明書と同じですが、手続きや、日本発すべての商品が対象でないなど、注意点もあります。2011.11.07輸入関税率輸入関税が相当に高いとの誤解を与えているのではないでしょうか。 確かにコメは、農業政策から高い関税率となっていますが、農産品以外の貨物は、ゼロまたは、5-10%程度が一般的です。 輸入関税がゼロとなっても、輸入消費税は依 […]2011.09.28貿易関係証明書のトラブル東京商工会議所で発行された証明書類が国際取引で不正取引に悪用された、とのニュースがあります。 日本法人証明書をデータ送信した際に、何者かにより、データがハッキング、証明内容を改ざんされ、海外7カ国にわたる被害となったよう […]2011.09.13超円高 史上初75円台の超円高、依然として円高基調の為替動向が報じられています。 ちょうど40年前当時と似ているような気がしています。 40年前の1971年(昭和46年)8月、金本位制からの脱却を米国が宣言した”ニクソンショック […]2011.08.22円安?1ドル\78台といった急激な円高(ドル安)が連日のように報道されています。 対ドルレートだけで見ると、かなりの円高(95年4月は\83台、今年7月は\78台)となっていますが、総合的な価値判断指数(実質実効為替レート)で […]2011.07.04国際輸送での損害賠償責任 国際輸送をする際に、船会社や航空会社には輸送中のあらゆる事故に対して、損害賠償責任があると思っている方が多いと思います。 よくあるケースですが、事故発生となったが、クレーム金額の一部分しか求償されなかったというご相談を受 […]2011.07.04貨物海上保険の役割 国際輸送での運送約款には、免責がある点を認識しておく必要があります。 そのため、輸出入取引の貨物保険 2008/10/7 2011/6/202011.07.04貿易は難しい? 「貿易は難しい」、「海外取引はリスクがある」と思い込んでいる方が多いようですが、 貿易のしくみ・ルールなど基本的なことを理解しておけば、決してそんなことはありません。 貿易とは、異なる国の間で行われる売買取引です。 当然 […]2011.06.23航空貨物のセキュリティー強化 平成17年10月1日より、すべての貨物の搭乗前、X検査・爆発物検査を義務つけた「航空保安対策基準(特定荷主及び特定フォワーダー制度)」が国交省から発表されました。 9.11同時多発テロ以来、すべての航空貨物は、搭載前24 […]2011.06.23輸出規制、強化へ 北朝鮮への経済制裁強化の動きに関連して、輸出規制強化の動きが報道されております。 外為法輸出貿易管理令の「少額特例」を本年度内に廃止、2007年1月より施行すると発表されました。 輸出貿易管理令では、大量破壊兵器を製造し […]2011.06.23貿易コンプライアンスとは? 今年は、違法輸出で大手企業幹部が刑事罰を受けるなどのニュースが多い年でした。 コンプライアンス(Compliance)=「規則や要求に従うこと、(規則などの)順守、(規則などに対する)服従、準拠、従順、整合性」を意味しま […]2011.06.23契約違反トラブル海外との輸出入取引をする際には、最悪の事態を想定して、お互いに契約書を締結してから取引実行となります。それでも、代金の不払いなど契約条件どおりに義務を履行されないケースがよく起こります。 一方の契約者が契約義務を履行しな […]2011.06.23木材梱包材の消毒処理 2007年4月1日から日本でも木材梱包材の消毒処理が施行されます。 海外からの輸入貨物の木材梱包材から有害な動植物が侵入する恐れがあり、世界各国で国際植物防疫条約が採択されており、EC、アメリカ、中国、韓国などでは既に実 […]2011.06.23関税率品目分類の変更 HS条約加盟国が関税率品目分類(=HS番号)の変更が決定され、 4月以降の輸出入申告に適用となっています。 国際取引されている商品は、技術革新により新商品が登場するなど年々変化しています。そのため、世界規模で定期的に関税 […]2011.06.23国際標準梱包 安全・確実な国際輸送を確保するために、「国際標準梱包」が必須と売買契約書にも記載しますが、この「国際標準梱包」とは、どのような梱包条件なのでしょうか? 簡単には、「国際輸送に耐えうる梱包」という意味ですが、通常の貨物取扱 […]2011.06.23カルネ 商品見本や展示会への出品物などを海外に発送・持参する場合、一時的に免税扱いにできる制度のことを「カルネ」といいます。2011.06.23木製梱包材規制 台湾も木製梱包材の輸入規制を実施との報道がされています。 国際輸送に使用される木製梱包材の豪州向け合板梱包材 2009/7/242011.06.23輸出入取引の貨物保険 貿易取引で貨物を海上輸送または航空輸送、陸上輸送している間に起こりうる危険から生じる損害(ロスやダメージ)を補償するのが全危険担保条件(All Risks)」に、特約条件として、SRCC. Clause(=ストライキ・暴 […]2011.06.23混載ですか?フルコンですか? コンテナ運賃見積りを依頼するとよく聞かれます。 「フルコンですか?」 20フィートコンテナでも40フィートコンテナでも、コンテナ1本を満たす量か小口貨物かで運賃形態が異なるためです。 2009/2/182011.06.23サーベイかけますか? 輸入貨物が到着すると、運送会社(船会社や航空会社)から通関業者に貨物引渡しが行われます。 その時点で、到着数量と2011.06.23ウエイト勝ちですか?メジャー勝ちですか? 海上輸送でも、航空輸送でも、運賃の計算単位は、貨物の大きさ・重量によって異なります。 運搬する貨物には、容積は小さくても重量の重いもの、あるいは、重量は軽いのに容積が大きいものなどさまざまです。 しかし、運搬できる容積は […]2011.06.23貨物保険は必要か?貨物保険は、貿易取引が無事に完結するためになくてはならないものです。 船会社や航空会社は、貨物受取りから引渡しまで安全に輸送する義務を負っています。 しかし、運送約款には、運送人の免責条項・責任限度額が細かく規定されてい […]2011.06.23国際輸送貨物の検疫 連日、新型インフルエンザの検疫強化の水際対応が報道されていますが、国際貨物は、通常的に検疫体制が行われていることをご存知でしょうか。 貨物を輸送するための木箱梱包やパレットなどの木製梱包材から有害なマツクイムシなどの病害 […]2011.06.23豪州向け合板梱包材 8月1日現地通関分から豪州向け合板・ベニヤ板製のパレットなど梱包材、ダンネージ材の規制強化が発表されています。 豪州政府は、国際的な木材梱包材の木製梱包材規制 2008/7/252011.06.23貨物保険の英語 現在使用されている保険証券は、200年以上前に作られた英国ロイズ保険証券が元になっています。ロンドン保険業者協会が制定した約款に基づいているので、英文が古めかしく、難解であることで有名です。 最近、わかりやすい表現に改め […]2011.06.23保険はなぜ必要? 運送人(船会社、航空会社など)は、貨物受け取りから引渡しまで安全に輸送する義務を負っていますが、運送約款には、運送人の免責条項・責任限度額が細かく規定されており、すべての損害について賠償責任を負っているわけではありません […]2011.06.23危険品貨物 危険品貨物を無申告で輸送したとのことで、監督官庁が行政指導を行ったとの報道がありました。 中古発電機を日本国内で航空輸送したケースですが、ガソリンが残留している可能性があるため危険品輸送の対象となるにも係わらず、危険品申 […]2011.06.23貿易通信で使われている略語現代は、メールでいつでも誰とでも簡単に連絡ができますが、以前は、電信暗号を使った商用電報のみしか通信手段がない時代がありました。それもたった40年ほど前のことです。 その当時よく使われていた電信暗号(ASAPやFYIなど […]2011.06.23輸入関税率輸入関税率は、1商品1税率ではありません。 世界各国の輸入関税は、輸入貨物の製造された原産国により異なる場合があるためです。 HS番号ごと、輸入相手国ごとに税率が決められています。 世界全体の貿易振興を目的とし、開発途上 […]2011.06.23最適物流へのポイント 輸出入物流経費は、変動要因が多いので、定期的に経費分析を行うことが必要です。 特に、商品代金に対する物流経費率を見極めることで、重要な経営判断材料となります。 ワンポイント1: 物流経費率をいかに少なくするかが利益確保へ […]2011.06.23経営判断ができる物流経費の計算方法物流経費を計算する場合、国際運賃だけに目が向きがちですが、A地点からB地点まで物流に係わる全て(国内経費・国際輸送経費・現地経費など)を費用項目ごとに数値化、物流に係わる総コストを試算することがポイントです。 関連コラム […]2011.06.23輸入関税現在国会で行なわれている予算審議で輸入関税についての審議も行なわれています。 「関税定率法改正案」が審議されていますが、年度内に成立しない場合、輸入関税が高くなることが懸念されています。 暫定税率が適用されている商品の輸 […]2011.06.23原産国表示仏壇の販売に際し、消費生活センターに「国産」と偽っているとの苦情が多く寄せられているそうです。経済産業省が2011.06.23関税定率法改正案、衆議院通過 3/25に関税定率法改正案が衆議院通過となり、年度内成立の見込みと報じられています。 法案が成立しない場合、多くの輸入商品の値上がりが懸念されていましたが、回避されることとなりました。 ワンポイント:世界貿易機関(WTO […]2011.06.23輸出貨物検査日本からの輸出品に対する放射線検査の件について緊急ご報告いたします。 食品だけでなく、日本発の工業品に対しても、輸入制限が拡大しています。 商工会議所での証明書類だけでなく、輸出前の自主検査を要求するなど、世界各国からの […]2011.06.23中国CRコード 中国では、今年から輸出入申告の際に、HSコード(統計品目番号)も含め、書類、個人使用貨物以外の全貨物の輸出入通関に必要となります。これらの記載がない場合、現地での通関処理が保留される等の遅延が想定されますのでご注意くださ […] このページのトップへ