「日本の英語教育はおかしい(2014年2月号文藝春秋)」という対談記事に注目です。
ミスター円こと榊原英資氏と通訳翻訳の第一人者鳥飼玖美子氏との対談です。
「グローバル化と英語」が主題です。
国際経験豊かなお二人からかなり厳しい指摘がされています。
・日本人の英語力は、中国や韓国、ASEAN諸国と比べても低い
・日本のグローバル化の足かせになっていることをもっと自覚すべき
鳥飼氏は早期英語教育がグローバル化ではないと指摘しています。
・小学校での英語教育について疑問を思っている
・しょせん子供の英語がビジネスで使えるわけではない
榊原氏の視点もなるほどと思えます。
・日本は「以心伝心」の国、外国人相手にもそれが通じると思っている節がある
・また、なんでも翻訳文で読むことができる日本の翻訳文化も一因と指摘しています
グローバル人材教育・日本人にとって「英語力」とは何かを考えさせられました。
・立場の違う人の意見をいかに理解するか
・自分の考えていることをどんどん言葉にして相手を納得させるか
・英語をつかえれば世界に通用するのではない
「文化の異なる人たちと関係を構築することになる」という考え方が大事なのでしょう。
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2014/01/27