「ドーハラウンド交渉合意、貿易促進に大きな効果」と報じられています。
世界貿易機関(WTO)設立(1999年)以来初めての合意となります。
159ヶ国・地域によるWTOの総意とりまとめに大変に長い時間がかかりました。
ドーハラウンドは10年以上もの時間が費やされています。
関税率だけでなく自由貿易をめざした交渉が延々と続けられてきています。
この間、世界各国は並行的にTPPなどWTOと異なる方向も模索しています。
それだけに、今回合意に達したのは大いに歓迎すべきことだと思います。
WTOアゼベド新事務局長の言葉が印象的です。
「WTOは生き返った」
世界全体の自由貿易体制をめざしているWTOに今後も期待したいと思います。
今回合意された「貿易手続きの簡素化」で、世界各国で異なる輸出入手続きが電子化等でシンプルに改善されることを願っています。
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2013/12/09