石原慎太郎氏が最新の著書「新・堕落論」で、”世界のあちこちの海でオーシャン・レースに出てきましたが、日本近海の海ほど危うく恐ろしい海は滅多にない”と著しています。
昨日の「海の日」にちなんで、ヨットマンとしてのするどい気象への観察をご紹介したいと思います。
毎日、いくつもの低気圧が日本列島を通過しているため、日本近海の気象条件が厳しいのだと指摘しています。低気圧とは嵐であり、冬場に発生する低気圧は台風以上の力であり、ちょうど今日のように、年に何度かは台風が北上してくる環境にもあると著しています。
原因として、日本列島は世界最大の暖海と寒流に洗われていることと、三千メートル級の山脈があることなどが低気圧にいろいろな影響を与えており、世界の中でもこれほど厄介な条件を備えた国土は滅多にないと断定しています。
このような条件の中、今日も海上輸送が行われています。
海の安全を願っております。
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