貿易取引で、貨物保険は貿易取引が無事に完結するためになくてはならないものです。運送約款には、運送人の免責条項・責任限度額が細かく規定されています。|貨物保険と運送約款の重要性

  • Twitter
  • facebook
  • LINE
検索
公開日:2011.06.23  / 最終更新日:2016.06.24

貨物保険は必要か?

貨物保険は、貿易取引が無事に完結するためになくてはならないものです。
船会社や航空会社は、貨物受取りから引渡しまで安全に輸送する義務を負っています。

しかし、運送約款には、運送人の免責条項・責任限度額が細かく規定されています。
すべての損害について賠償責任を負っているわけではありません。
運送人の過失による貨物損害は、運送人が賠償責任を負いますが、賠償責任の限度額以上は免責とされています。

また、火災・天災・不可抗力・戦争危険など運送人の過失によらない貨物損害は運送契約上、運送人の免責と認められています。
そのため、貨物保険を掛けることにより、運送約款にある責任の限度額に係りなく、貨物損害の補償を受けることができるのです。

関連コラム:
保険はなぜ必要? 2009/9/22

2009/4/24

貿易コラムの関連記事