先月頃から突然シニアに向けて英文小切手(TREASURY CHECK=米国財務省小切手)が送られて来るようなりました。米国財務省発行の新型コロナウイルス対策の給付小切手(Economic Impact Payment)です。 |突然。「TREASURY CHECK」が来た!

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公開日:2021.05.20  / 最終更新日:2022.10.20

突然。「TREASURY CHECK」が来た!

米国財務省小切手

先月頃から突然シニアに向けて、英語の封書が到着しています。開封しても説明文も何も無し。英文小切手が入っているだけ。(「TREASURY CHECK」は米国財務省小切手のことです)今回はこんなちょっと「ビックリ」するお話しです。

実はこの封書、シニアであれば誰にでも来るのではありません。米国での勤務経験がある、米国政府の年金受給者宛なのです。金額はUSD1,400.00(約15万円強)。結構な金額です。思わずガッツポーズが出そうになります。しかし残念ながら折角受け取っても、殆どの方は受給対象外となります。

そもそもこれは何のお金なのか?実はこのお金はバイデン政権の政策に基づく交付金です。米国財務省発行の新型コロナウイルス対策の給付小切手(Economic Impact Payment)と呼ばれています。1人当たり最大USD1,400.00支給されるものです。ではなぜ日本に送られて来るのか?

どうやら年金受給者であれば米国内外を問わずに、登録住所に送っているようです。(海外にも米国市民はいますので)なので折角の小切手ですが、受け取れる人は限られています。もし自分が受給対象者であれば、すぐに換金手続きを取りましょう。

ただ日本の銀行は、原則として海外小切手の取扱を停止していますので、個別に取り扱うようにネゴする必要があります。取扱可能な銀行としてSMBC信託銀行(下記Url参照)があります。

一方、自分が受給対象外であれば小切手の有効期間は1年なので、何もせず放置しておくのも一つの手です。放置するのが嫌ならば、小切手券面にVOID表示(無効表示)の上、(米国)内国歳入庁(IRS)に返送する必要があります。若干とはいえ郵送料が発生するのが業腹ですが。。。

これからも年金を貰い続けるため已む無しでしょうね。ここまで書いていて日本の「特別定額給付金」(去年の10万円)は、どうなっていたのか気になったので調べてみました。当時の報道を見ますと、海外在住の日本人は対象外のようです。その後支給を検討するにステータスが変わったようですが、それ以降のことはよく分りませんでした。

その代わりに昨年12月3次補正予算で91億円を捻出し、各日本人会で役立て貰う。こう言う記事を見つけました。建て付けが変わったようです。

参考サイト
米国大使館:
新型コロナウイルス対策給付金小切手
https://jp.usembassy.gov/ja/services-ja/eip_checks_ja/

SMBC信託銀行プレスティア:
米国財務省発行の新型コロナウイルス対策の給付小切手(Economic Impact Payment)のお持込みをご検討のお客さまへ
https://www.smbctb.co.jp/contacts/us_treasury/index.html

2021/05/20

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