銀行には退職者を中心としたOB会があります。まずOB会の位置づけですが、学校の同窓会みたいなもの。実際入会してみて同窓会との類似性を強く感じました。そんなOB会ですが、どんなメリットが用意されているのでしょうか。 |銀行のOB会はどんなとこ?

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公開日:2021.03.29  / 最終更新日:2022.10.20

銀行のOB会はどんなとこ?

銀行のOB会
銀行には退職者を中心としたOB会があります。参加資格は文字通りその銀行のOBで有ることです。今回はこのOB会についてお話ししてみたいと思います。

まずOB会の位置づけですが、学校の同窓会みたいなもの。こう言えばおわかり頂けますでしょうか。実際入会してみて同窓会との類似性を強く感じました。

OB会への入会とは、銀行を退職することです。(当たり前ですね)これまでのOB会では入行同期のメンバーが、そのまま定年になって仲良く一斉に入会する。このパターンでしたが、現在は定年が延長されたり、早めに退職したりで、年当たりの人数も年次もバラバラになっています。

さてそんなOB会ですが、どんなメリットが用意されているのでしょうか。まずは年に1回送られてくる「会報」の存在があります。内容は鉄板の同型で、巻頭言に続き懇親会の紹介、新入会員紹介、退会者のお知らせ(要は訃報)と続きます。最初は新入会員ばかり気になりますが、じきに退会者欄にも目が行くようになります。万事已む無しです。

次のメリットは会報にも掲載されている懇親会です。一流どころの大手ホテルで行われるもので、会員であれば費用負担無しで参加できます。ただ出席すると現役時代の諸々が、一辺に想起されますので、毎回出席者は少数派の気がします。(昨年はコロナ禍でぼつでした)

三番目のメリットは銀行施設の利用です。銀行の厚生施設にはOBにも、その門戸を開いている場合があります。OBが利用可の場合は、現役行員に混じって利用が出来るのです。設定料金は行員向けですが、OBも同料金で利用出来ます。しかも料金は福利厚生の観点から低く抑えられています。

この制度は中々優れものです。銀行は施設の維持管理のため、行員に利用を勧奨しているのですが、実際には業務多忙日などは、閑古鳥が鳴いているときもあります。しかしOBは時間が自由になるので、そんな日でも早い時間帯はOBで満席の場合もあります。

最後のメリットは会員名簿です。これは現存会員すべてを閲覧できる大部な資料となります。頭取経験者を始めとする役職員すべてが掲載されているため、保管には非常に気を遣うものとなります。ただこんな宝の山なのですが、元々名前が分っている人は、住所等も分っている場合が多いので、改めて名簿を見る必要は無く、知りたいなと思う人はフルネームが分らない事が多く、名簿に同姓の人が複数いたらもうお手上げです。

そんなこんなで二年に一度頂くのですが、正直扱いに困ります。古くなった名簿の処分は裁断しますが、これも多大の時間がかかります。如何でしたか銀行のOB会。正直もてあまし気味なのですが、

皆さんはどうされているのでしょうか。気になるところではあります。

2021/03/29

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