【サンプル輸出で貿易管理令違反となったケース】
ライフルスコープ(照準器)のサンプル輸出での出来事です。
この商品は、武器付属品のため輸出許可申請が必要な商品です。
でも、「サンプル輸出には事前許可はいらないだろう」と思い込んだようです。
結果として、「無許可輸出」で書類送検との報道がされています。
このような「思い込み」が原因の違反事例はかなりあります。
・海外顧客から緊急依頼されハンドキャリーする場合
・展示会に出展する場合
・輸入商品を修理するため返品する場合
などは輸出でないと思いがちですが、正式な輸出手続きが必要です。
輸出取引は、「原則自由」ですが、外為法で安全保障貿易管理が行われています。
比較的身近な民生用品であっても規制対象となっていますので、注意が必要です。
2013/08/17