変動している物流経費率をチェックし直すことはとても重要で経営課題も見えてきます。貿易実務の情報サイト「らくらく貿易」。|物流経費率を知ることで経営課題が見える

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公開日:2013.08.05  / 最終更新日:2016.06.21

「物流経費率」を知ることで経営課題が見えてくる

「モノを安く・早く運びたい」 - 輸出入取引での経営課題ですね。
変動している物流費をチェックし直すことは必要でしょう。
でも、ちょっと見方を変えてみませんか?

あまり聞きなれない言葉ですが、「物流経費率」を試算してみましょう。
輸出地経費+国際物流経費+輸入地経費(総物流費)÷商品コスト(EXW)

たとえば、
輸出地経費・・・¥25,000-
国際物流経費・・・¥50,000-
輸入地経費・・・¥25,000-
(総物流費)合計:¥100,000-に対して、
商品コスト(EXW)¥500,000-の場合、物流経費率=20%となります。

事業の粗利率をどれくらいに設定していますか?
粗利率30%程度とすると、20%もの物流費では採算が全く合いませんね。
一般的な販管費を15%程度とすると赤字になってしまいます。

このケース、物流コスト見直しの前に商品コストの見直しをすべきでしょう。
もっと高額な商品を検討したほうがいいのかもしれません。
あるいは、仕入先ロケーションがビジネスモデルに向いていないのかもしれません。

このように「物流経費率」を知ることで経営課題が見えてくるのではないでしょうか。
通常、物流経費率を10%以下にすることが望ましいと考えられています。

2013/08/05

関連サイト:
最適物流へのポイント 2010/12/27

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