パナマックスについての貿易用語解説。情報サイト「らくらく貿易」。|パナマックス 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2011.06.24  / 最終更新日:2017.10.23

ぱなまっくす・パナマックス

PANAMAX
パナマ運河通行可能船舶のこと。

ワンポイント1:
閘室(こうしつ)という一定の仕切りの中に船を入れ、水位を昇降させて、次の仕切りに引き渡しながら航行させる仕組みのパナマ運河を通行できる最大の大きさをパナマックス級船舶と言います。(全長270メートル、全幅32メートルで、一般的には5万トンクラス)

ワンポイント2:
日本が米国に大きく依存している穀物・鉱物資源など大量バルク貨物や米東海岸発のコンテナ船は、このパナマ運河を利用しており、年間1万4000隻ほどが通行しています。すでにキャパ限界であり、通行量の増加、船舶の大型化などから、運河の拡張工事が進められていました。2016年6月工事完了。従来の3倍の貨物量が通過可能になりました。

ワンポイント3:
このパナマ運河は、貿易リスクを考える意味で大変に重要です。米国の港湾がストライキで入港不可となった場合、パナマ運河両岸は、運河通過待ちをする船舶であふれてしまうなど、思わぬ影響もあります。

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