世界の通商交渉は、一気にFTA交渉へと動きだしました。
ついに、「アメリカとEUがFTA交渉を始める」と報じられました。
実現すると世界貿易の約3割を超える巨大市場が誕生することになります。
このニュースは、今年の10大ニュースになることでしょう。
WTO・ドーハラウンドが10年も膠着状態のため、世界全体のコンセンサスよりも、FTA、EPA、TPPなど取り組みやすいところからでしょうか。
TPP、EUとのFTA交渉を控えている日本にとって、影響が大きいと思われます。
米欧双方とFTAを結んでいる韓国の動き、中国の動きなどにも注目が必要でしょう。
自由貿易に関する略語がたくさん、わかりずらいですね。
FTA>EPA>TPP>WTOと徐々に難度が上がってきます。
二国間や地域間でのモノの流通にかかる関税をなくそうとするのがFTA、関税だけでなく広範なレベルでの自由貿易をめざすのがEPAやTPPなどです。さらに世界全体レベルでの交渉がWTOとなります。
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