世界共通の取引条件を国際商業会議所が貿易条件(インコタームズ)として定めています。|国際商業会議所とインコタームズ

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公開日:2011.06.23  / 最終更新日:2016.06.24

インコタームズ2010(その1)

貿易取引は、異なる国の間での取引ですが、国際間で統一された商法はありません。 どこまでが輸出者の責任範囲で、どこからが輸入者の責任範囲なのかが明確でないとトラブルの原因となります。そこで、世界共通の取引条件を国際商業会議所が貿易条件(インコタームズ)として定めています。

現在使用されているインコタームズ2000に代わり、「インコタームズ2010」が2011年1月1日より発効となります。
インコタームズ2010では、新しく2条件(DAT=delivered at terminalDAP=delivered at place)が加えられ、従来のインコタームズ2000(13条件)のうち、DDUDEQDESDAFの4条件が廃止されますので、11条件となります。
また、FOB条件の解釈の変更やターミナル費用(THC)についての解釈を明確にしているなど追加もされております。

関連コラム:
インコタームズ2010(その2) 2010/12/8
ウィーン売買条約 2009/5/11

2010/10/6

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