先週の東京ビッグサイト・国際物流総合展2012でのこと。
「日本海拠点都市・新潟」のブースで、サプライチェインを再認識しました。
東日本大震災以来、サプライチェインとして重要性を増してきている日本海沿岸の港湾。
特に後背地への高速道路網が完備されており、緊急災害時だけでなく、アジア・中国・ロシアへの物流ゲートウェイとしても注目されている。
その中でも、新潟港は、従来から、LNG燃料輸入の拠点として重要港湾であったが、コンテナ取扱量が、他の日本海沿岸の港湾と比べて、断トツ(3倍以上)に増えてきている点に注目したい。
2008年以来、韓国・釜山港と定期配船を始めてから、特に顕著とのこと。
世界トップ5にランクされる釜山港は、アジア・中国だけでなく、欧州への物流ルートの拠点にもなっている。
新潟港からは、ロシア・ザルビノ港経由で中国東北部へのルートもある。
日本起点のハブ港が少なくなっている現状を見ると、新潟港を利用した海上輸送ルートが、コスト削減・リードタイム短縮の検討対象となるケースが多いのではないだろうか。
2012/09/18