依然として、日本発の食品輸出への放射性物質の安全証明、産地表示への要望は強いものがあります。
EU27カ国は、日本産食品の輸入規制を12月末まで延長することを決定したと報じられています。
しかし、受け入れ側の「規制」という形の「日本食品の締め出し」ではないとの意見もあります。
イタリアから日本を想う作家・塩野七生が、ローマ市内にある世界の食品を販売している有名な食料品店での最新事情を紹介しています。(文芸春秋9月号より抜粋)
日本国内の消費者も同じような安全証明、産地表示を求める声が強いのも現状、結果として、日本の生産者は、輸出を後回しにせざるを得ないからだと指摘している。
このローマの食料品店では、日本からの食品入荷が困難になってきており、 3月11日以前に日本から輸入された在庫品が売り切れたら、日本食売り場をなくさざるを得ない状況だとか。
2011/9/27