研修部のころ良く営業店にお邪魔して、外為勉強会をさせて貰いました。
この勉強会は銀行本部での集合研修とは異なり、研修部講師が営業店を訪問する。半分OJTのような勉強会です。
夕方15時過ぎから始めて17時頃には終了する。
非常にコンパクトなもので、大変重宝がられました。
内容は外為に関するものなら何でもありです。
受講者に特に制限は無く、ロビーや総務のおじさんとか、中には部店長が参加される部店もありました。今回はそんな出前勉強会のお話をします。
実はこの出前勉強会、行員に対する銀行の研修ではなく、外為事務の指導の一環という位置づけです。本部の外為担当が訪問指導すれば良いのでしょうが、自分たちの仕事を放り出して出前に行くわけにも行きません。そこで同じ所にいる我々研修部に、お鉢が回ってきたと言うことです。この出前勉強会、なかなか狙いが盛りだくさんでした。
一番はもちろん外為指導で、営業店の外為スキルが向上すれば、顧客満足も向上しミドルバックの我々も助かる。こんな感じです。(ちなみに本部外為部門をミドルバック、営業店をフロントと呼んでました。)
二番目はフロントサポートです。外為スキルの向上は、集合研修でも可能なのですが、各営業店の外為事情は様々で、本部研修で一律に解決は出来ません。そこでこちらから外為スキルホルダーが訪問することで、問題点をあぶり出し解決をしていく。これが有効策となります。
三番目は若手総合職行員の育成です。若手行員はキャリアパスの一環として、営業部店に配属されます。しかし部店環境は様々です。配属店が外為ソース豊富とは限りません。そこでこちらから案件サポートを兼ねて、勉強会を実施するのです。
これは特に地方のお店から歓迎されました。地方のお店は大都市圏の営業店と異なり、同じ銀行の店が近隣にないため、いろんな面で偏りが出てしまいます。外為に関しては出前勉強会が、その軽減に役立つことになります。
以上、出前勉強会のお話しでした。文中でも書きましたが部店長さんの中には、勉強したいとおっしゃって、女性や若手に混じって、参加される方も比較的よく目にしました。暑い盛りには部店長さん差し入れのアイスクリームを、出席者全員で食べて。なんてこともありました。
後で聞いたら部店長さんにとっても一歩離れた目で、若手や女性とコミュニケーションを取れる場として、勉強会を活用されていたようです。
2019/08/21