外為に限りませんが銀行窓口に行くとしばしば本人確認資料の提示を求められます。本人確認資料はいろいろとあるのですが、運転免許証は最強と言えるのでしょうか?そうであれば運転免許証が一番となります。|外為も運転免許証は最強の本人確認資料か?

  • Twitter
  • facebook
  • LINE
検索
公開日:2016.10.17

外為も運転免許証は最強の本人確認資料か?

pic_license1

外為に限りませんが銀行の窓口に行くと、しばしば本人確認資料の呈示を求められます。

本人確認資料はいろいろとあるのですが、運転免許証は最強と言えるのでしょうか?そうであれば運転免許証が一番となります。
今回はこの点を考えてみました。

結論から言うと、最強と言っていいと思います。

運転免許証を常時携帯していれば、あらゆる場面で本人確認資料として使えます。もちろん銀行の窓口も、です。

ではなぜ最強なのでしょうか。本人確認資料とは、第三者が本人を本人だと確認する資料です。となれば資料には本人を特定する事項が、記載されている必要があります。

すなわち住所、氏名、生年月日が必要です。しかも発行元が信用できないと、意味がありません。言い替えると官公庁が発行しているものが必要です。運転免許証はこれらの条件をクリアーしているわけです。

ただこれだけなら最強とは言えません。
わたしが最強と判断する理由は以下の3点です。
1.圧倒的な知名度!
みんなの認知度が高く、「これなに?」と言われずに済む。
2.写真が付いている。
免許更新センターで撮られた写真が、余り映りが良くないとの話はよく聞きますが。本人確認には十分すぎるくらいハッキリ写ります。
3.本来は運転の免許証ですが、そのまま完璧な本人確認資料になる。
一人二役が重宝されるのは、いずこも同じです。

加えて高齢等で免許証を返納しても、代わりに「運転経歴証明書」を発行してもらうことができ、これもそのまま本人確認資料になり、生涯のお墨付きとなります。

ところで、運転免許証なんて持ってない。と言う人も沢山おられると思います。
そんな時には、「個人番号カード」の取得をお勧めします。すでに皆さんのお手元には、「マイナンバー通知カード」が、送られてきたと思います。これは住民票を有するすべての人に対して、発行されているものですが、このままでは本人確認資料にはなりません。

これに写真を付けた「個人番号カード」となると、今度はこれ単体で、本人確認資料になります。しかも当面の間、発行手数料は無料です。

現時点で「個人番号カード」は、本人確認資料+個人番号確認資料の位置付けですが、将来的にはこれ一枚で、個人に関する手続きが、かなり出来るようになるようです。

となるとこちらの方が、「最強」かもしれません。ただ「個人番号カード」は、カード裏面には、個人番号が記載されているため、情報漏えいリスクがあります。

そこまで考えれば、運転免許証に軍配が上がると思います。

(注)「個人番号カード」のことを総務省のHPではマイナンバーカードと呼んでいます。

貿易と銀行実務の関連記事