他国通貨建てについての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|他国通貨建て 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.27  / 最終更新日:2017.10.16

たこくつうかだて・タコクツウカダテ 他国通貨建て

外為実務用語。
外国為替に関した用語。

自国通貨1単位に対して、他国通貨がいくらになるかを表す方法。自国通貨建ての反対概念。外国通貨建てともいう。1円=USD0.0083 のように表記する。

自国通貨が複数の他国通貨に対して、強いのか弱いのかを比較するのには適するが、実際の外為実務では用いられる事はまれである。

ワンポイント:
円高は円が強くなる。つまり円から換算するとき、もらえる外貨がふえる。

円安は円が弱くなる。円から換算するとき、もらえる外貨は少なくなる。

これが円高、円安の基本であるが、日常よく目にする外為相場表では、円高になると円の数字が減少し、円安はその逆になっている。

ここだけをとらえると、まるで理屈とは逆の動きのような気がする。しかしこれはこれらの表の構成が、自国通貨建だからである。名前は自国通貨建だが、算出方法が他国通貨一単位を基準にしているために、一見真逆の動きとなっている。

もし他国通貨建ての相場表があれば、こんなことは起きないのだが、実際の取引には役に立たない場合が多いので、結局、円高・円安を理解しようとすると、外為相場表の動きは、円高では円貨が減る。円安はその逆。と理屈抜きで覚えるしかなくなる。

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