外貨両替についての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|外貨両替 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.26  / 最終更新日:2017.10.05

がいかりょうがえ・ガイカリョウガエ 外貨両替

Foreign currency exchange
外為実務用語。
円を外貨に、外貨を円に交換すること。

現行外為法では1998年(平成10年)4月以降は、銀行以外の者でも自由に外貨の売買を業務として行うことが可能となった。

ただ金融機関以外では、ホテルや旅行会社、金券ショップ等が目につく程度で、交換できる場所はあまり多くはない。

この理由としては、
・手間がかかる割に儲からない。
・外貨とはいえ現金が商品であり、付加価値をつけにくい。
・外貨を在庫として持つと、まともに為替リスクを受ける。
・商売を軌道に乗せるには安定した仕入が欠かせないが、外貨を継続的に仕入れるには国内の外銀から購入するか、海外から輸入するしかなく、結果として非常に割高となる。
・国内では外貨(たとえUSDであっても)が、決済手段として普及しておらず、交換した外貨の利用場所が海外に実質限られる。
・贋札が出回り易く、円紙幣比べてリスクが高い。
などがあり、コマーシャルベースにはなり難いのが実態であろう。

ワンポイント:
交換できる通貨は金融機関によって異なるので、ネット等で比較確認してみることをお勧めする。

ただし交換は紙幣に限られており、硬貨は交換できない。また手数料は交換相場に織り込まれているが、相当程度に高い(例えば1USDなら2円など)。

贋札リスクは相当程度高く、購入する場合はともかく、金融機関に買取を依頼する場合は、もし贋札と判定された場合は、両替自体がダメになるだけでなく、警察へも届け出ねばならず、無用な労力が生じる事となる。

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